ハードディスク、SSDのクローンの作り方失敗する時の解決方法

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ハードディスク、SSDのクローンを作れるフリーソフトEaseUS Todo Backup Freeについて

EaseUS Todo Backup Freeは2022年8月現在、ハードディスクやSSDのクローンを作ることは出来ません。
バージョン13から作れなくなりました。バージョン13より古いファイルでも試してみましたが、インストールする前に最新のファイルをダウンロードするのでクローンは作れません。

その他の EaseUS Todo Backup Freeとよく似たアプリケーションでも試してみましたが完全無料でクローンを作ることは出来ません。
もし、いくつか試して完全無料でクローンが作れるアプリケーションがあったら紹介します。

2022年8月現在、Macrium Reflectと言うアプリを使えば完全無料でクローンを作ることができます。
下記のリンクをご覧下さい。
フリーソフト、Reflect 8 Freeを使ってハードディスクのクローンを作ってSSDに換装する方法

ハードディスク(HDD)、SSDのクローンの作り方の注意点及び失敗する時の解決方法

ハードディスクのクローンを作る、または作らなければいけない状況は下記になると思います。

  • パソコンの動作(起動、シャットダウン、アプリケーションの起動など)が重い時間がかかる
  • Windowsが起動しない
  • SSDに装換するとパソコン動作が早くなると聞いた

この中でWindowsが起動しない場合はほぼハードディスクに障害が起きています。この場合はアプリケーションでのクローン作成は出来ません。必ずエラースキップ機能搭載のデュプリケーターでクローンを作って下さい。

無料のハードディスクのクローン作成アプリケーションを使う時の注意点と解決方法

上記でも書きましたが、 EaseUS Todo Backup Freeが使えません。
SSDのメーカーから無料で使えるアプリケーションがダウンロードできますので、そちらをお勧めします。

特に、CrucialのSSDはAcrois True Image for Crucialがダウンロードして使えます。このアプリケーションとても使いやすく早くクローンを作れるのでお勧めです。

また、アプリケーションでクローンを作る場合はハードディスクに障害が起きていないことが条件になります。
ハードディスクに障害がある場合はアプリケーションでクローンを作ることは出来ないので、ロジテック エラースキップ機能搭載2BAY スタンド型デュプリケーターの使い方を読んで下さい。

ロジテック エラースキップ機能搭載デュプリケーターを使う時の注意点

ロジテック エラースキップ機能搭載2BAY スタンド型デュプリケーターを使う場合はクローンの元となるハードディスクより同じか大きな容量のハードディスクまたはSSDが必要になります。
容量が少ないハードディスクやSSDだと正常にクローンが作れません。

ハードディスク障害あり&容量少ないHDD、SSDしかない場合の解決方法

もし、障害が起きていて容量の少ないハードディスクかSSDしか用意出来ない場合は、一旦同じか大きな容量のハードディスクにロジテック エラースキップ機能搭載デュプリケーターでクローンを作ります。

そして、一旦HDDまたはSSDをパソコンに戻して正常に起動するように修復します。
その後、アプリケーションで再度クローンを作り直す必要があります。

上記全て試してもクローンが作れな場合

この場合、おそらくHDDまたはSSDがBIOS(UEFI)で認識していないと思われます。物理的に壊れています。
解決方法としては、リカバリーかWindowsのクリーンインストールしかありません。

消えたら困るデーターがある場合はデーター復旧の業者に頼むしかありませんが、10万円以上の料金を請求されるでしょう。

フリーソフト、Reflect 8 Freeを使ってハードディスクのクローンを作ってSSDに換装する方法

EaseUS Todo Backup Freeがフリーソフトとして使えなくなりましたが、別のフリーソフトでも同じようにハードディスクのクローンを作れるようです。
今回はReflect 8 Freeを使ってクローンを作ってみます。

Reflect 8 Free のダウンロードとインストール

https://www.macrium.com/reflectfree
上記のリンクへ移動してページのやや下にあるReflect 8 Freeをダウンロードします。

画像の「Download Free」のボタンをクリックすると、小窓が開きます。

画像の「I need a personal free license」のラジオボタンをオンにして、右下の「Continue」をクリックします。
そしたら、小窓が切り替わりますが、「Close」で閉じます。
同時にダウンロードが始まります。

ReflectDLHF.exeがダウンロードされますので、ダブルクリックで開きます。

ダブルクリックすると上記の小窓が開きます。
①インストールパッケージが「free」になっているのを確認します。
②右下のダウンロードボタンをクリックします。

ダウンロードボタンをクリックしたらダウンロード情報の緑のバーで進捗状況がわかります。
100%になるとユーザーアカウント制御(UAC)が「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と聞いていくルので「はい」をクリックします。
すると、また別の小窓が開きます。

Macrium Reflectインストーラーの小窓が立ち上がりますので、「次」をクリックします。

次に、Macrium Reflect Free Editionセットアップウィザードが立ち上がりますので「次」をクリックします。

エンドユーザーライセンス契約の小窓が開きますので、「使用許諾契約の条項にどういます」をポイントして右下の「次」をクリックします。

ライセンスキーの入力の小窓に変わりますが、こちらは「個人使用」をぽんとして、「次」をクリックして進めます。

登録の小窓に変わりますが、私は「Macrium Reflectのインストールを登録しますか?」のチェックを外して、次をクリックしました。もちろん登録してもOKです。

次はカスタムセットアップの小窓になりますが、こちらは何も変更せずに次をクリックします。

また、次はインストールの準備になります。こもまま右下の「インストール」をクリックします。
インストールが始まります。

この画面になったらインストールができていますので、「終了」をクリックしてRefledt8を起動します。

フリーソフト Reflect 8 Freeの日本語化

Reflect 8 Freeは日本語化できるので日本語化のやり方を説明します。

Reflect 8 Freeが立ち上がったら左上の「Other Tasks」をクリックして、出てきたメニューの中の「Edit Defaults and Settings …」をクリックします。

小窓が立ち上がりますので、

① 一番上のメニューの右端にある「Advanced Settings」をクリックします
② 次に左のメニューの「Lnaguage」をクリックします
③ Languageにプルダウンメニューが出ますので「Japanese 日本語」を選択します
④ 最後に右下の「OK」ボタンをクリックします

すると、画像のように「A restart is required for Language change to take effect. Do you want to restart Macrium Reflect?」(言語の変更を反映させるために再起動が要求されました。Macrium Feflectを再起動してもいいですか?)と聞いていくルので「Yes」をクリックします。

これで再起動した後に日本語化が完了したRefledt 8 Freeが立ち上がります。

フリーソフトReflect 8 FreeでSSDのクローンを作る方法

フリーソフト Refledt 8 FreeでハードディスクからSSDにクローンを作る方法を説明します。

まず最初に、ターゲットディスクとなるSSDをSATA USB変換アダプター SATA3 USB3.0変換ケーブル等でパソコンに接続しておきます。

画像のような窓が開きますのでソースとなるディスクをクリックします。
ソースとなるディスクの左下の「このディスクのクローンを作成」をクリックします。
もし、「このディスクのクローンを作成」が表示されていない場合はソースディスクを囲んでいる線の内側でクリックすると表示されます。

このディスクのクローンを作成をクリックすると、上記の窓が開きますので「クローンを作成するディスクの選択」をクリックします。

「クローンを作成するディスクの選択」をクリックすると、やや下に小窓が開きますのでターゲットディスク上でクリックします。

次に小窓が開いてスケジュールなどを編集できるようですが、今回は何もせずに「次 >」をクリックして進めます。

次はバックアップ保存オプションの窓ですが、「このバックアップを今すぐ実行」にチェックが入っていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。

クローンの作成が始まりました。

進捗状況が一目でわかります。

全体的な進捗が100%になればクローンの作成が完了です。

今回のクローン作成時間は24分34秒でした。
今回はSSDからSSDへのクローン作成だったので早かったのですが、ハードディスクからSSDだと45分程度はかかります。
2TBのハードディスクから500GBのSSDにクローンを作成した時は2時間25分かかりました。
750GBのハードディスクから500GBのSSHDにクローンを作成した時は1時間30分でした。

これで、もとあったソースディスクと入れ替えれば快適に動くようになります。

アプリでHDDのクローンを作ったら0xc000000eのエラーになる場合の解決方法

アプリを使ってハードディスクのクローンを作ったらエラーが出てWindowsが起動しない場合があります。

この場合は解決方法は下記の通りです

  • 起動ディスクからWindowsを起動する
  • コマンドプロンプトを立ち上げる
  • コマンドプロンプトの窓に「bcdboot C:\Windows /l ja-jpと打ち込んでEnterを押下する。
  • 「ブートファイルは正常に作成されました。」となれば成功です。
  • パソコンを再起動して下さい。

これでパソコンは作成したクローンから正常に立ち上がるはずです。

無料のハードディスクのクローン作成アプリケーション、Acronis True Image for Crucialの使い方

こちらの方法は、CrucialのSSDを購入したら無料で使えるAcronis True Imageの使い方を説明しています。

Acrois True Image for Crucialのダウンロード&インストール

Acrois True Image for Crucialをリンクをクリックしてダウンロードページに移動して下さい。

ダウンロードしたファイル(AcronisTrueImageMicron_21500.exe)をダブルクリックします。

このような画面になったら「インストール」をクリックします。

インストール中はこのような画面になります。

このようになったらインストール完了です。「アプリケーションを開始」をクリックします。
余談ですが、CrucialのSSDがパソコンに接続されていないと次のメッセージが表示されます。
「この製品のエディションでは、CrucialのSSDが少なくとも1台、システムにインストールされている必要があります。制限のないAcronis True Imageの最新バージョンには、https://www.acronis.co.jpからアップグレードできます。」
CrucalのSSDが接続されていないと使えません。(^_^;)

Acronis True Imageを使ってハードディスクのクローンを作る

インストールが出来たので、早速ハードディスクのクローンを作成しましょう。

まず始めにこのような SATA USB変換アダプター SATA3 USB3.0変換ケーブルでパソコンとクローン先になるハードディスクやSSDを接続します。ここでは必ずUSB3.0か3.1で繋ぎましょう、全体の時間が全然違います。

使用許諾契約の小窓が開きますので「同意」チェックを入れて「OK」をクリックします。

Acronis True Imageの本体のアプリケーションが開きます。
左のペインのツールをクリックしたら上記の画面になるので、「ディスクのクローン作成」をクリックします。

ディスクのクローン作成ウィザードが開きますので「自動」を選択して右下の「次へ」をクリックします。

ここからはディスクの選択になります。
まず始めに、ソースハードディスクの選択です。現在ルートドライブ(殆どの場合はCドライブ)になっているハードディスクを選択します。選択したら右下の「次へ」をクリックします。

このような時計の小窓が開いたらこのまま待ちます。

次はターゲットのディスクの選択です。クローンを作るハードディスクやSSDを選択します。
選択できたら右下の「次へ」をクリックします。

パーティションCをロックしています。と出ます。これからはパソコンを使えません。

いよいよクローンの作成です。しばらく待ちましょう。クローンの作成時間は500GBで約30~40分かかります。
ハードディスクの中のデーターなどの量によってかかる時間は変わります。

ディスクのクローンが進んでいます。画面では推定残り時間22分と出ていますがもっとかかりました。

この画面になるとディスクのクローンは完了です。

スタンド型デュプリケーターを使ってハードディスク、SSDのクローンを作る方法

ハードディスクに障害が起きている場合はアプリケーションではクローンの作成は出来ません。
デュプリケーター、しかもエラースキップ機能を搭載しているものでないとクローンは作成できません

おそらく日本で簡単に手に入るのはロジテック エラースキップ機能搭載2BAY スタンド型デュプリケーターだけでしょう。エラーをスキップするのでクローン作成後に修復しないといけません

デュプリケーターを使ってクローンを作成する

クローンの作り方は至って簡単です。

画像のようにスロットAにクローン元となるハードディスクを差し込みます。そしてスロットBにクローン先となるSSDまはたハードディスクを差し込みます。
そして、電源ボタンを押せば画像のようにLEDが点灯します。

画像のようにPOWERがグリーン点灯、AとBがオレンジ点灯となれば準備OKです。

この画像では右端にある「CLONE」ボタンを一回押下すると100%ボタンがブルーに数秒点灯します、100%のLEDが点灯している間に再度「CLONE」ボタンを押下するとクローンの作成が始まります。

ハードディスクに障害が起きていると25%のLEDが高速点滅になりますが、基本はそのまま放置です。

画像のように100%のLEDまで全て点灯となるとクローン作成完了ですクローンしたSSDを元のパソコンに戻してエラーを修復します。

ハードディスク、SSDのエラーの修復

元々、障害が起きていたハードディスクをエラースキップでクローンを作っても元のパソコンに戻したら正常に起動することはまれです。

コマンドプロンプトはWindows PowerShellを起動してエラーを修復します。

CHKDSK /F C:

と打ち込みます、Cドライブのエラーをチェックして修復してくれます。
もしくわ、セーフモードで起動してシステムの復元を使ってもいいかも知れません。

これまで、ハードディスクの障害が起きた修理では99%これで治ります。
たまに、MBRの修復が必要な場合がありますので、チェックディスクやシステムの復元をしても正常に起動しない場合はMBRの修復をして下さい。

ハードディスク、SSDのクローンの作り方まとめ

ハードディスクのクローンを作る方法を解説しました。
アプリケーションでやる方法とデュプリケーターで作る方法がありますが、ハードディスクに障害があるかないかでどちらかを選択する必要があります。
デュプリケーターを使う方法はハードディスクに障害があってもなかっても使えますが、仕事でパソコンの修理をしている人以外はデュプリケーターは必要ないかも知れません。

アプリケーションでハードディスクのクローンを作る方法はCrucialのSSDで使えるAcronis True Image for Crucialを説明しましたが、他のメーカーのSSDでも同じようなアプリケーションが使える場合もあります。

ただ、以前は使えていたEaseUS Todo Backup Freeなど完全無料で使えるアプリケーションではクローンは作れなくなってしまいました。

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    jaJapanese