2022年12月19日 2022年12月19日

Windows 10、11でタスクバーが消える、表示されない場合の解決方法

今回は、Windows 10やWindows 11でタスクバーが消える、表示されないなどの問題が発生した場合の解決方法を解説します。

タスクバーが消える・表示されないという場合、以下のような原因が考えられます。

タスクバーが自動的に非表示になる設定が有効になっている
画面の解像度が適切でない
外部ディスプレイの影響
エクスプローラーの不具合
ドライバーの不具合
ウイルスの影響

上記のような原因でタスクバーが表示されない場合の解決方法を具体的に紹介します。

また、その他にもタスクバーにあるはずのファイルやフォルダを選択しても画面に表示されない場合などの問題についても解説していますので、参考にしてください。

クリックできる目次

1 タスクバーが消える原因は？
2 Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合
3 Windows 10でタスクバーが反応しない場合
4 Windows 10で開いているファイルがタスクバーにあるのに表示されない場合
5 タスクバーの右下のアイコンが消えた場合の復活方法
6 Windows 10、11でタスクバーが消える、表示されない場合の解決方法まとめ

タスクバーが消える原因は？

Windows 10やWindows 11でタスクバーが消えてしまう場合、タスクバーの自動非表示が有効になっている可能性が考えられます。

タスクバーが自動的に非表示になるように設定されていると、通常タスクバーのある位置にマウスを動かせばタスクバーが表示されます。
しかし、何らかの不具合でタスクバーが表示されないということも考えられますので、その場合は一度自動非表示の設定を無効にしてみるのがおすすめです。

【タスクバーの自動非表示設定を変更する方法】

「Windows」キー+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「コントロールパネル」と入力し、「Enter」キーを押します。
「デスクトップのカスタマイズ」を選択します。
「タスクバーとナビゲーション」を選択します。
「タスクバー」の項目を確認し、「デスクトップモードでタスクバーを自動的に隠す」をオフに変更します。

タブレットモードで使用している場合は、「タブレットモードでタスクバーを自動的に隠す」の部分も確認し、オフに変更するとよいでしょう。

Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合

Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合、以下のような方法で問題が解決する可能性があります。

画面の解像度が適切でない
外部ディスプレイの影響
タブレットモードになっている
エクスプローラーの不具合
ドライバーの不具合
ウイルスの影響

上記の問題と解決方法について、以下の項目でひとつずつ解説しています。

画面の解像度が適切でない

Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合は、画面の解像度が適切でない可能性があります。
モニターの大きさに対して解像度が適切でないと、画面がはみ出してしまい結果としてタスクバーが表示されないという問題が発生するケースもあるようです。

このような場合は、ディスプレイ設定より解像度を適切な数値に設定するとよいでしょう。

【ディスプレイ設定から解像度を設定する方法】

デスクトップを右クリックします。
「ディスプレイ設定」を選択します。
「ディスプレイの解像度」の項目から、プルダウンで適切な解像度を設定します。

外部ディスプレイの影響

Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合、外部ディスプレイに接続したことが原因になっている可能性があります。

このような場合は、画面表示の設定を「PC画面のみ」に変更すると問題が解決するケースがあります。

【画面設定を「PC画面のみ」に変更する方法】

「Windows」キー+「P」キーを押し、画面設定を開きます。
「PC画面のみ」を選択します。

タブレットモードになっている

Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合、タブレットモードになっている可能性があります。

このような場合は、タブレットモードを無効にしてみてください。

【タブレットモードを無効にする方法】

「Windows」キー+「I」キーを押して、「設定」を開きます。
「システム」を選択します。
「タブレットモード」を選択します。
「タブレットの追加設定を変更する」を選択します。
「タブレットモード」をオフにします。

エクスプローラーの不具合

Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合は、エクスプローラーが不具合を起こしている可能性があります。

このような場合は、エクスプローラーを再起動してみてください。

【エクスプローラーを再起動する方法】

「Ctrl」キー+「Shift」キー+「Esc」キーを同時に押し、「タスクマネージャー」を開きます。
「プロセス」タブを選択します。
「エクスプローラー」を右クリックします。
「再起動」を選択します。

ドライバーの不具合

Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合、グラフィックドライバーなどが不具合を起こしている可能性があります。

このような場合は、該当のドライバーを更新してみてください。

【ドライバーの更新方法】

「Windows」キー+「R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「devmgmt.msc」と入力し、「Enter」キーを押して、「デバイスマネージャー」を開きます。
「ディスプレイアダプター」などの該当のドライバーを右クリックします。
「ドライバーの更新」を選択します。

ウイルスの影響

Windows 10やWindows 11でタスクバーが表示されない場合、ウイルスの影響を受けて問題が発生している可能性があります。

このような場合は、一度お使いのウイルスソフトでウイルススキャンを実行するとよいでしょう。

Windows 10でタスクバーが反応しない場合

Windows 10でタスクバーをクリックしても反応がない場合、以下のような方法で問題が解決する可能性があります。

PCを再起動する
エクスプローラーを再起動する
「最近開いた項目」機能を無効にする
sfcスキャンを実行する
Windows標準アプリを再インストールする
User Managerサービスを確認する

こちらの項目では、上記の方法について具体的に解説していきます。

PCを再起動する

Windows 10でタスクバーが反応しない場合、PCを再起動することで問題が解決する可能性があります。

タスクバーが反応しなかったりフリーズしてしまった場合は、一時的な不具合であるケースもあるためです。

一度再起動を実行し、それでもタスクバーに不具合がある場合は、次の項目から記載している内容も確認してみてください。

エクスプローラーを再起動する

Windows 10でタスクバーが反応しない場合、エクスプローラーを再起動することで問題が解決する可能性があります。

エクスプローラーの再起動方法は、「エクスプローラーの不具合」にて解説しています。

「最近開いた項目」機能を無効にする

Windows 10でタスクバーが反応しない場合は、「最近開いた項目」機能を無効にすることで問題が解決する可能性があります。

一度こちらの機能を無効にして、フリーズが改善されるかどうか確認してみてください。

【「最近開いた項目」機能を無効にする方法】

「Windows」キー+「I」キーを押し、「設定」を開きます。
「個人用設定」を選択します。
「スタート」を選択します。
「スタートメニューまたはタスクバーのジャンプリストとエクスプローラーのクイックアクセスに最近開いた項目を表示する」をオフにします。

sfcスキャンを実行する

Windows 10でタスクバーが反応しない場合は、sfcスキャンを実行すると問題が解決する可能性があります。

sfcスキャンでは、システムファイルの破損をチェックして修復を行うことができます。
システムファイルの破損が原因でタスクバーが反応しなくなっている可能性も考えられますので、一度チェックしてみるとよいでしょう。

【sfcスキャンを実行する方法】

「Ctrl」キー+「Shift」キー+「Esc」キーを押して、「タスクマネージャー」を起動します。
「ファイル」を選択します。
「新しいタスクの実行」を選択します。
「PowerShell」と入力します。
「このタスクに管理者特権を付与して作成します」にチェックを入れます。
「OK」を選択します。
「sfc /scannow」と入力し、「Enter」キーを押します。
システムファイルのチェックが完了するまで待機します。

Windows標準アプリを再インストールする

Windows 10でタスクバーが反応しない場合は、Windows標準アプリを再インストールすることで問題が解決する可能性があります。

Windows標準アプリの不具合が影響してタスクバーが反応しなくなるケースがあるようです。

【Windows標準アプリを再インストールする方法】

「Ctrl」キー+「Shift」キー+「Esc」キーを押して、「タスクマネージャー」を起動します。
「ファイル」を選択します。
「新しいタスクの実行」を選択します。
「PowerShell」と入力します。
「このタスクに管理者特権を付与して作成します」にチェックを入れます。
「OK」を選択します。
Windows 10の場合、「Get-AppXPackage -AllUsers | Foreach{Add-AppxPackage-DisableDevelopmentModeRegister “$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml”}」と入力します。
Windows 11の場合は「Get-appxpackage -all *shellexperience* -packagetype bundle |% {add-appxpackage -register -disabledevelopmentmode ($_.installlocation + “\appxmetadata\appxbundlemanifest.xml”)}」です。
「Enter」キーを押します。
完了したらPCを再起動します。

User Managerサービスを確認する

Windows 10でタスクバーが反応しない場合、「User Manager」サービスが停止している可能性があります。

「User Manager」サービスの確認方法は以下の通りです。

【「User Manager」サービスの確認方法】

「Windows」キー+「R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「services.msc」と入力し、「OK」を選択します。
「User Manager」の項目で「スタートアップの種類」を確認し、「停止」「手動」となっている場合は「自動」に変更します。
PCを再起動します。

Windows 10で開いているファイルがタスクバーにあるのに表示されない場合

Windows 10で開いているファイルやフォルダがタスクバーにあるのに選択しても画面上に表示されない場合は、2画面表示（デュアルディスプレイ・マルチモニターなどとも言います）や拡張表示などの設定がされていないか確認してみてください。

たとえば、2つのモニターに画面を表示させる設定をしていて、該当のファイルが片方の画面に表示されるようになっているとします。
このまま該当のファイルが表示されているモニターとの接続を切った時に問題が発生するケースがあります。

モニターとの接続を解除すると通常は自動的に2画面表示の設定が解除されるのですが、設定がそのままになってしまっているとファイルが表示できないというケースがあるようです。

このような場合は、もう一度モニターに接続してから画面上でファイルを動かしてくるか、設定から2画面表示を解除するとよいでしょう。

2画面表示の設定を確認する方法は以下の通りです。

【Windows 10で2画面表示・拡張表示の設定を確認する方法】

デスクトップを右クリックします。
「ディスプレイ設定」を選択します。
「複数のディスプレイ」部分を確認し、希望の設定に変更します。
「変更の維持」を選択します。

設定が「表示画面を拡張する」になっている場合は、「1のみに表示する」などに変更するとよいでしょう。

タスクバーの右下のアイコンが消えた場合の復活方法

タスクバーの右下（インジケーター）のアイコンが消えた場合は、設定を確認して常に表示させるようにするとよいでしょう。

【タスクバーのアイコンを常に表示させる方法】

タスクバーを右クリックします。
「タスクバーの設定」を選択します。
「タスクバーに表示するアイコンを選択します」を選択します。
該当のアイコンの設定をオンにします。