NEC ValueStar VW770/L PC-VW770LS6R の分解修理、ハードディスク交換

一体型デスクトップパソコンが起動しなくなったとのことで修理の依頼を頂きました。
データーをできるだけ保持して修理します。

NEC ValueStar VW770/L PC-VW770LS6R の故障の原因の切り分け

お客様のご自宅に訪問して電源ボタンを押下して画面に表示されたエラーです。

 

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Port 1 :ST3000DM001-1CH166
:S.M.A.R.T Status Bad, Backup and Replace.
Press F1 to Resume, or F2 to Enter Setup …

と書いています。

ハードディスクに障害が起きています。バックアップして交換してください。F1を押すと続行、F2はbiosの設定になります。

と言う意味です。

しかし
F1を押下しても同じ画面が繰り返されるだけです。

故障の原因は、ハードディスクの障害しかもWindowsのブート(起動)領域での障害と判断しました。

ハードディスクの取り出し、クーロン作成

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一体型デスクトップパソコンは裏蓋を取り外すとマザーボードなどが見えます。
NEC ValueStar VW770/Lの場合はまず、ピンクの四角の蓋を開けてB-CASカードを取り出します。

その後、黄色い丸のネジ12個をすべて外すと裏蓋が外れます。

ハードディスクの取り出し


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上記の画像で黄色い四角にハードディスクがあります。
ちなみに、ピンクがメモリ、水色がCPU、緑がテレビチューナーです。

かなりホコリが溜まっていたのでエアーダスター、ウエットティッシュで軽く掃除します。

ハードディスクのケースは上部にケーブル類を固定しているプラスチックの部材があるので、ケーブルを外します。
その後、ハードディスクの右側についている電源と信号が一緒になったsataケーブルを外します。
ハードディスクのケースは左右それぞれ1本、上部に2本のネジで固定されているので全て外します。


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ハードディスクは上下2本ずつのネジでケースに固定されていますので、全て外してハードディスクを取り出します。


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これが今回障害が起きたハードディスクです。
Seagate Barracuda の3TBです。2013年ころのパソコンなのでまだまだハードディスクが高かったと思います。この時期で3TBは珍しいです。

ハードディスクのクーロン作成

ハードディスクの障害の場合で、論理障害または軽度の物理障害の場合はクーロンを作成します。
クーロンが作成できるか否かは別のパソコンにUSBケーブルなどで接続して認識するかどうかです。
障害があっても認識すればクーロンの作成は可能です。

私がクーロンの作成に使っているのがロジテック エラースキップ機能搭載 SATAIII・10TB対応 2BAY スタンド型デュプリケーターです。

いちばん大事な機能が「エラースキップ機能」です。

コピーできるものは沢山あるのですが、多くのものはエラーを感知するとコピーが中断します。
しかし、ロジテック エラースキップ機能搭載 SATAIII・10TB対応 2BAY スタンド型デュプリケーターはエラーを飛ばしてコピーしてくれるので、クーロンの作成が簡単です。

3TBの場合は6~8時間かかりますが、放ったらかしで大丈夫です。

今回はWD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ を使用、障害のあるハードディスクとこのハードディスクを差し込んでCLONEボタンを2回押下でクーロン作成が始まります。

ハードディスク取り付け、エラーなどの修復

クーロン作成ができたら、もとのケースに入れてネジ止めし、ケースもマザーボードに取り付けます。
SATAケーブルを差し込みパソコンの電源を入れます。

今回は勝手に修復してくれたようで、無事にWindowsが立ち上がりました。
ここで、Windowsが立ち上がらずエラーが出るようでしたら別の方法で修復します。

簡単に言えば、起動用のDVDでWindowsを立ち上げて、コマンドプロンプトからチェックディスクを行えばほぼ99%修復できます。

ハードディスクはパソコンで物理的に動くパーツです。
Windowsが立ち上がらない故障で、その原因となることが多いのがハードディスクです。

今回は最初の画面でハードディスクの障害だと判断できました。
しかし、今回のようなエラーが表示されないことが多いです。

BIOSは立ち上がるがWindowsが立ち上がらない場合はまずハードディスクを疑うべきです。
ハードディスクを取り出して別のパソコンに接続してCrystalDiskInfoで障害がないか確かめましょう。

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